Amplitubeの実際の音
Yoiyoiです。
さて、今日はAmplitubeが実際にどんな音するかちょっと紹介していこうかなと思います。
5つのアンプで試しました。
まず
①Fender Twin Reverb'65
ロック、カントリー、ジャズ等幅広いジャンルで使われているアンプ。歴史的な名機といっても過言ではありません。
ツインリバーブは12インチのスピーカー2発に、12AX7(もしくは7025)をプリアンプに、6L6真空管4本のパワーアンプという構成。
まさにフェンダートーンの代表とも言えるでしょう。
また歪みエフェクターとの相性も抜群で、マイクのノリもいいアンプです。
曲はスリープウォーク。
エフェクターはコンプとテープエコーのみ。
まさにTwin Reverbの音色です!
暖かいですがシングルコイルのクリスピーな音色もちゃんとありますよ!
Amplitubeもよくぞここまで再現してくれた・・・!という感じです。
②Vox AC30
元々1958年にシャドウズのハンクマーヴィンがAC15のパワー(15W)に不満を感じ、Fenderアンプを使用していたのですがやっぱりVoxの音色が忘れられないため、無理なお願いをして、倍の30W仕様のAC30を製作したという経緯があります。
このアンプの音で一番特徴的であるといえるのは中域です。
非常に凝縮感のある中域がVOXアンプの唯一無二な点ですね。
また、アタック感にも定評があります。
存在感のあるカッティングや奥行きのあるコード感を出すには最適といえるでしょう。
ハンクマーヴィン、キースリチャーズ、ブライアンメイ、ジミーペイジ等使用実績があります。
ただ、メタル系は使用するギタリストはほぼ皆無。音色はあえてオールドロックに拘っているため。こういう拘りも、一貫してて良い印象です。
Twin reverbよりはウォームなトーン。
なんていうんでしょう。ふくよかで中域がふっくらして、包み込まれるようなサウンドです。
それでいて、プレゼンス域も良く出ているので、ハイポジション弾く時に若干トレブリーな音になるのも不思議。非常に低域~高域までメリハリがあるように感じます。
実機もこんな印象ですから、レビューは間違っていないと思います。
③ENGL E650
ENGLはGermanyに本社を置くアンプメーカーです。
本機はRitchie Blackmoreシグネイチャーモデルとしてリッチー本人のリクエストを受けデザインされた一台。
クラシックなチューブサウンドとモダンな機能をクロスオーヴァーさせた実用性に長けた使い勝手の良いアンプです。
クリーン/リードの2chにて構成。さらにLo/Hi2モードのゲイン切替を併せ持つことで柔軟性のあるサウンドメイクを可能としています。
ENGLはハイゲインアンプメーカーなのですが、クリーンも非常に澄んだトーンを生み出してくれます。
とてもハイゲインアンプと思えないハイミッドが太いクリーンサウンド!
一時はAmplitubeでE650をメインに使っていたこともあります。
ローからハイまで本当に綺麗に鳴ってくれます。
こんなイカチイ外見しているのに、ギャップがすごいです。
リッチーはストラトを使用していたため、シングルコイルにも強い仕様になっていますね。
もちろん、リードchの荒々しいサウンドも痺れます。
Contourボタンを押すとよりミッドがブーストされます。ContourをOnにしてトレブル下げればジャズもいけちゃいますね。非常に汎用性が高いアンプといえます。
④Marshall JTM45
Marshallの初期の名機ですね。
特に、ブルース・ブレイカーズ在籍時のエリック・クラプトンによる、ギブソン"Burst"レス・ポールとの組み合わせによるサウンドは、ロック・ギターの原点と言っても過言では無い究極のトーンを奏でました。
後にジムマーシャルに「JTM45と同じクオリティで車のトランクに入る大きさのアンプを作ってくれ。」と言って作ったのがBluesBreakerというアンプなのです。
60年代中期~67年頃のブリティッシュロックギタリストは、このJTM45サウンドに痺れたと思います。みんなこぞって使用していましたから。
このアンプはFenderのBassmanというアンプと全く同じ回路なのですが、トランスやコンデンサーなどはイギリスで手に入るモノにして製造していたそうで、これがいわゆるJTM45サウンドの肝となりました。
非常に甘い音色です。まさにプレキシトーン。
当たり前なのですが若干Bassmanに似た音ですが、こちらのほうがパワー感があります。
特に4弦弾いた時のレスポンスは個人的に大スキですね。
ハイからローまできちんと鳴ってくれます。それでいてアナログっぽい感じも相まって自分はとても扱いやすいアンプです。まぁよく考えたらベンチャーズをメインに弾いているわけなので60年代のアンプとの相性はメーカー問わずいいはずです。
一番自分の中では使用頻度が高いアンプですね。
⑤Peavey 5150
90年代初期、人気全盛期にエディヴァンヘイレン(以後EVH)とコラボし、5150アンプを製作。
いわゆるブラウンサウンドを一番再現できるアンプになりまして、メタルファンから大絶賛。
それでいて、2ch仕様のためクリーンも一応出るんですよね。
ただ、クリーンだともったいない使い方だと言われます。(笑
クリーンはあまり評判が良くないと言われていますが、実際にこのシミュだと使えます。
普通にいい音なんです。
中域がややタイトな感じですが、変にドンシャリになるわけでもなく、バンドアンサンブルに良い感じに入ってくるんですよね。このサウンドもアリですね。
PresenceとResonanceがそれぞれ超高域と重低音を賄い、VH風な音からメタル御用達のヘヴィネスなサウンドまでカバー出来ます。
自分はクリーンしか使いませんから、PresenceもResonanceも3~4までにしています。
実は自分5150所有していたことがありまして、実際に鳴らしたことがあるので本当にそっくりなんです。
今はもう売っちゃいましたけど。
父親もベンチャーズ弾いていまして、たまに老人ホームの慰問で弾いたりします。
オケを流しながら弾くんですが、1度この5150を貸して演奏させたことありましたね。
慰問でこの凶悪なフェイスのアンプでベンチャーズを弾く父親を見て吹きました。(笑
違和感ありまくりで。
でも、ベンチャーズに使える音なんですよね。それが意外なのです。
その理由としてはミッドがハイゲインアンプの中でも強い部類だというのが挙げられます。
もちろんmidつまみをガンと下げてPresenceとResonanceを7~8くらいにしてやれば、
ザクザクの凶悪なサウンドを手に入れることが出来ます。
ということで、実際に5つのアンプで鳴らしてみました。
如何でしたか?
ものすごく楽しくて、やめられないですね。Amplitube。
では
終わります。
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