Amplitubeの話。
Yoiyoiです。
今日は、自分の使っているアンプモデリングについて話します。
自分は10年ほど前は音楽の仕事をしていた関係で、レコーディングを頻繁に行っていました。
その際、実際のアンプを通したギターサウンドを常に欲しておりましたがなかなかスタジオに出向いて録音というのは時間も労力もかかるんです。
そこでAmplitubeというソフトの存在を知ることになります。
自分はamplitube2から使用してきましたが、本当にこれ1つで解決できてしまい、大変感謝しています。
そんなこんなで、今はAmplitube5までリリースされています。
TONEXとの併用も可能となっていますが、自分はそこまではあまり使いこなせておりません。(笑
自分はGuitar rig session ioというオーディオインターフェースを長年使っていましたが、
ついにWindows10に非対応となり音が出なくなったので、Amplitubeと同じIK Multimedia社から出していたiRig Stomp IOを購入。今はこちらを利用しています。
同社のため、なんとこのボードでエフェクターのオンオフなどが出来てしまいます。非常に便利。
リアルタイム演奏時、これは大変役に立ちます。もちろんワウペダル、ボリュームペダルもアサインできます。
自分はなるべくリアルなサウンドを求めていたので、セッティングも割と現実的にしていました。
一番使うアンプはこちら
Marshall JTM45のモデリング。
元々はFenderのBassmanを基本にジムマーシャルが手を加えたもの。
なのでBassmanっぽい味は残っているけど、音の太さはかなり強烈なものになっています。
自分はベンチャーズをこよなく愛しており、ドンシャリじゃなく中域が太い音色でないとベンチャーズは演奏できませんので、このようなアンプは非常に相性が良いのです。
モズライトにこのアンプ通しても、十分ベンチャーズにマッチする音色です。
歪みも、非常に密度が濃い音しています。ゲイン量もハイゲインアンプまではいきませんが、必要十分です。ストラトでフロントマイクにして弾けば気分はジミヘン。
キャビネットも当然Marshall。
とはいえ、違うメーカーのキャビネットを使うことも当然可能。可能性は無限大。
次に使用することが多いのはこちら。
ギタリストであれば誰でも分かるこの見た目。RolandのJC120です。
もう見た目で笑っちゃうんですよね。なんせどこのスタジオ、ライブハウス行ってもあるアンプなので。ない場所なんてナイんです。ほんとに。
それ故、リアルでも使うことが多かったアンプなのです。
鳴らしてみると、本当にJCそのもの!
使えないDistortionもちゃんと再現されています。(笑
コーラスはほとんど使うことない(自分はAmplitube内のエフェクターで使用しているため)のですが、コーラスの広がり感もそのまま。まさにJCを鳴らしている気持ちにさせてくれます。
実際に使っていたこともあり、音作りはかなりスピーディにできますので助かります。
ツマミの効果も、本当にリアル。
本来JCはキーボードアンプとして発売されていたので、キーボードの音をAmplitubeのJCに通しても違和感ない音になりますよ。
実はAmplitubeにあるJC120は2種類あり、一つはFree Versionに収録。
もう一つはダイムバックダレル拡張ソフトに入っているJC120。
実はダイムの方は微妙に音質に手を加えており、ダイムが実際にCemetery Gatesという曲のレコ-ディングで使用した80年代後半製造のJCをモデリングしています。正直ダイムverの方が使いやすいです。
自分は専らダイムverを使用してます。
次はこちら
Fender Twin Reverbのモデリング。
なんとFender社の公認!そのためロゴも使用できますし、ツマミ類も実機にかなり近いものになっています。
まさにフェンダーのオールチューブアンプの音色。非常に暖かい。これがモデリングで再現させてくれるとは、イイ時代になったものです。
せっかくここまで再現されているわけですから、極力エフェクターは使用しないセッティングで演奏します。
次は・・・
Dr.Z Wreckのモデリング。
Dr.Zはアメリカのハイエンドアンプメーカー。Wreckなんてキャビと合わせたら70万円ほどします。
出力は30Wですが、30W以上の音圧みたいですね。
こちらも、ベンチャーズの曲を演奏する際使うことがありますね。
これはこれで、密の濃い、詰まった音色です。ちゃんと中域もついてきます。
そしてこのアンプのすごいところは、レスポンスが非常に早い!
オールチューブアンプはレスポンスが若干遅いので(それがまた味なんですけどね)、アタックが弱めになるんですが、これはソリッドステートアンプと変わらないレスポンスの速さが売りですね。
非常にアタッキーで、カントリー系の曲なんかに非常に合います。
なんだか弾いていると上手くなった気分ですよ。
低域がブーミーにならないので、音作りはしやすいかと思います。
続いてはこちら
Mashall 2555SL。Slash使用アンプのモデリング。
ガンズのギタリスト、Slashが愛用している2555SLのモデリングなのですが、非常に音作りがしやすいのです。
最近はさきほどのJTM45に移っていますが、数年前まではこちらのアンプをメインに使っていました。
実機は96年に3000台限定での発売でした。
若干1959に似たような音色なんですけど、非常にミッドが厚い音でびっくりしたんですよね。
これならベンチャーズ系にもマッチするな・・・そう思いました。
エフェクターの乗りも良く、歪みもザクザク切れて汎用性が非常に高いアンプ。
また使ってみようかなと思ってます。
ちなみにエフェクターは上記のものを使用してます。
左からDComp(MXR Dynacompが元ネタ)
OverScream(Ibanez Tube Scremerが元ネタ)
EP Echo(Maestro EP-3が元ネタ)
Opto Tremolo(元ネタ不明)
コンプは名機というわれているMXRのMynacomp。本当に効き方とかツマミによる変化がオリジナルそのもの。非常に扱いやすい。
古びた感じの外観もいいね。
歪みは滅多にかけないけど、かけるときはTube Scremer。
こちらも結構有名な機種。TS808という初期の復刻。
なんだか、妙な感覚になるんですけど、決して上質な歪みではないんですよ。
なのに、この適当なザラつき感が癖になるんです。歌モノにも合うし。
全てにおいて微妙なんだけど、総合すると良い音!実際にブースター代わりに使用するギタリストもいます。
次に、寺内タケシサウンドを出すために重要なエコー。
最近じゃディレイっていうけど、まさにこちらはエコーマシン!
マエストロ社のEP-3を忠実に再現しています。ジミーペイジやヴァンヘイレン、エリックジョンソン、等が愛用したのですが、実際は非常に高価で壊れやすいのでリスクがでかい。
モデリングならそんな心配いらないですから安心。
音色も太くなり、現代にあるディレイとは全く異なる芳醇なやまびこ音・・・。
これはテープエコーマシンでしか味わえないんです。
本来寺さんサウンドを出すにはビンソンのエコーマシンが理想なのですが、現在100万円もしますし、何よりモデリングがない。
そうなると、それに一番近いエコーマシンのモデリングは、このEP-3になります。
EP-3でも全く問題ないですよ。むしろかなり寺さんサウンドに近くなります。
そして、元ネタが分からないopto Tremolo。
元ネタ不明でも、扱いやすいサウンドです。
アンプに搭載されていればアンプ側のトレモロ使いますが、ない場合はこちらを使用。
弱くかけてもいいし、強めにかけても面白い。
こんな感じで使っていますが、アンプ自体のモデリングはもっともっとバンドルされており、紹介しきれません。全く使わないアンプもありますし。
amplitubeの話は、また今度。
では
終わります。
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